【保存版】油圧プレスの加圧力早見表|シリンダー径とトン数の関係を21MPaで一発計算 コメントする / 製品と技術解説 / By zeropress-manager 「このシリンダーで何トン出せる?」がすぐにわかる 油圧プレスの設計・改造・再構築において、「このシリンダーで何トン出せるのか?」という見積もりは必須です。ZeroPressでは、シリンダー径と油圧設定に基づいて必要な加圧力に最適な構成を提案しています。本記事では、油圧設定21MPa(≒210kgf/cm²)を前提に、主要シリンダー径と加圧力(ton)の関係をまとめました。さらに、複数本構成による100トン達成例や、構成別のメリットも解説します。 基本式:MPa・ton・シリンダー径の関係 受圧面積(cm²)= π × (シリンダー径 ÷ 2)² ÷ 100荷重(ton)= 圧力(MPa) × 受圧面積(cm²) ÷ 100※この記事では、圧力は21MPa固定として計算しています。※シリンダーはロッドレス・復動式での有効面積を想定。 シリンダー径別:加圧力(ton)早見表【21MPa】 シリンダー径(mm)受圧面積(cm²)加圧力(ton)φ6331.17約6.5 tonφ8050.27約10.6 tonφ10078.54約16.5 tonφ125122.72約25.8 tonφ140153.94約32.3 tonφ160201.06約42.2 tonφ180254.47約53.4 tonφ200314.16約65.9 tonφ224393.65約82.7 tonφ250490.87約103.1 ton ZeroPressなら構成も最適化できる 目標:100ton以上を確保できる実用的な構成パターン 構成案使用シリンダー合計加圧力(ton)パターン①φ125 × 4本約103.2 tonパターン②φ180 × 2本約106.8 tonパターン③φ250 × 1本約103.1 ton 100トンプレスの構成例|本数×径のバリエーション 同じ100tonでも、どう構成するかで設備の性格が大きく変わります。 構成バランス代表構成案特長・用途例高速・高精度φ125 × 4本昇降バランス良好。短時間加圧・高速生産に対応。復動・単動シリンダーの組み合わせにより、精密な加圧制御が可能。シンプル・低コストφ250 × 1本制御が簡単で設備費も抑えやすい構成。中間バランスφ180 × 2本長方形の熱板(例:600×1200mm)に最適。中央部のたわみを抑え、圧力分布を安定化。 ZeroPressは、構成自由度の高いモジュール設計を採用しており、使用環境・生産条件・再生対象プレスの状態に応じて無駄のない最適な構成を組むことができます。 既存機の再生や新設計でお悩みの方は、ぜひご相談ください。 ZeroPressでは、お客様の現場課題に合わせた最適な油圧構成・モジュール選定をご提案します。 無料相談はこちら