OSB専用ホットプレスの再生事例|油圧サーボ化で高機能汎用プレスにリビルド

─ 廃棄予定だった設備が、“未来をつくる機械”に生まれ変わるまで ─

かつて、OSB(配向性ストランドボード)専用ホットプレス機として稼働していた一台の油圧プレス。
フレーカー、接着剤混合機、フォーミングマシン、ホットプレス、そしてコールドプレス——
一連のラインの中に組み込まれ、OSB製造というひとつの目的のためだけに設計されていました。

用途が限定され、前後の工程と搬送装置と一体化されたこの機械。
「ここだけ取り出して再利用しよう」などと考える人は、普通いません。

でも、私たちは違いました。

ワクワクが止まらなかった、ZeroPressの視点。

初めてこの機械を見たとき、私たちはこう見ていました:

  • 今までのショット数を試算すると、総ショット数は非常に少なく、プレス機としての劣化はわずか

  • シリンダー径が大きく加圧力が高いため、幅広い用途に再利用可能

  • 熱板は再研磨が必要だが、熱媒体油循環ユニットはそのまま使える

……このホットプレス、むしろ魅力しかない。

そう思った瞬間から、内心、ワクワクが止まりませんでした。

再生ではなく、“進化”を目指して

私たちがこのプロジェクトで目指したのは、単なる修理でも、見た目のリフレッシュでもありません。

夢が見られるプレス機に変えること

ZeroPressが提案したのは、油圧サーボ制御モジュール “Zero Servo”の導入でした。

  • 圧力・温度・位置・時間を自由にレシピ設定できるHMI操作

  • 木工業界にいれば一度は夢を見る、圧密木材の製造が可能な制御性能

  • タッチパネルから一貫管理できる、省エネ・静音・高精度制御

元は専用機だった設備が、複合材・化粧材・LVL・試験用途などにも対応できる“未来型プレス機”に生まれ変わりました。

新台に頼らない、持続可能な再生という選択肢

このプロジェクトでは、以下のような再生方針を貫きました:

再利用部品再生・換装内容
フレーム・シリンダー構造健全性を確認し、再利用
熱板表面を再研磨し、再利用可能に
油圧系統一新(Zero Servoユニットに換装)
制御系HMI化、レシピ登録・ログ管理を実装

結果として、新台導入の半額以下の費用で、
まったく別物の性能”を持つ一台が工場の中で再び動き始めたのです。

まだ終わっていないホットプレスが、あなたの工場にもあるかもしれません。

  • 用途限定で使い道がなくなったプレス

  • 制御が古く、オペレーションに課題がある旧型設備

  • 廃棄するには惜しいけれど、どう再利用していいか分からない機械

ZeroPressが再定義します。

そのホットプレス、まだ終わらせない。

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ZeroPressは、既存の油圧ホットプレスの再生・レトロフィット・進化提案に特化したモジュール構成を提供しています。
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