「その機能さえあれば、開発が前に進んだのに…」
開発部門や品質管理部門から、こんな声が聞こえてきたことはありませんか?
「±3℃以内の温度制御を試したいんだが…」
「加熱と冷却を自動で切り替えられたら検証が早い」
「上下で異なる温度にできれば、新しい製品のテストができるのに」
でもそのためには、新しい設備を導入する必要がある。数千万円の投資、6ヶ月以上の納期、現場の大幅なレイアウト変更……。
そういったハードルに阻まれて、前に進まない開発や新規案件。
それを打開する方法があります。
それが、「その機能だけを後付けできる」モジュール式レトロフィットです。
もくじ
モジュール式レトロフィットとは?
既存のプレス機に、必要な機能だけを後から追加・改造する技術です。
「全部買い替える」のではなく、活かせるところは活かし、足りない部分だけをアップデートすることで、コスト・納期・リスクを最小化できます。
「その機能だけ」ほしい現場の声と、ZeroPressの対応例
現場の要望 | 対応モジュール | 効果 |
---|---|---|
±3℃以内の温度制御 | Zero Heat | 加熱ムラによる品質ばらつきを改善し、製品仕様に対応可能に。 |
加熱後すぐに冷却して取り出したい | Zero Heat Cycle | 熱サイクル成形の検証に対応。製品変形の抑制と工数削減を実現。 |
上下で異なる温度制御をしたい | Zero Heat Dual | 多層構造など特殊製品の試作に対応。設備の拡張性向上。 |
微調整可能な加圧制御が必要 | Zero Servo | 加圧速度・保持圧の制御が自在に。研究開発用途にも最適。 |
稼働や温度の記録を取りたい | IoTモジュール | 検証記録・トレーサビリティ確保。データ提出にも対応。 |
操作系を統一したい | Zero Control | 現場の操作性・設定ミス防止に貢献。教育工数も削減。 |
なぜ今、レトロフィットなのか?
製造現場を取り巻く状況は、ここ数年で大きく変わっています。
新規プレス機のコスト高騰
半導体不足などによる長納期
省人化・データ化への対応圧力
既存資産の有効活用ニーズ
こうした流れの中で、「再利用して進化する」というレトロフィットの考え方が最も現実的な成長戦略として注目を集めています。
特にモジュール方式であれば、必要なときに必要な分だけ追加できるので、開発ステージや予算に応じた柔軟な設備強化が可能です。
【事例紹介】ZeroPressがサポートした事例
◆システムキッチンメーカー様
開発部から「上下で異なる温度制御が必要」という要望が上がったが、既存設備では対応できず、開発が停滞していた。
→ Zero Heat Dual を後付けすることで、既存機のまま新仕様に対応可能に。
新製品開発を加速させるための設備改善として、効果的に機能した。
◆先端素材メーカー様
熱硬化の研究開発で温度制御ログが必要だったが、既存機には機能なし。
→ 熱板にセンサーを追加し、制御盤からCSV形式で出力可能に。
検証データをもとにした品質保証・顧客提案にもつながっている。
まとめ:欲しい機能を、欲しいときに
モジュール式レトロフィットは、単なる延命策ではありません。
“足りない機能を補って、さらに一歩先の製造へ進む”ためのツールです。
「その機能だけ」が必要なとき、全部を買い替える必要はもうありません。
既存設備を活かしながら、新しい可能性を切り拓きましょう。
今すぐご相談ください!
「この機能だけ追加できないだろうか?」
「開発のボトルネックを突破したい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
ZeroPressが、貴社の設備と目的に合わせた最適な再生プランをご提案します。